看護師が実際に転職した理由7つ

「転職をしたい」と思う理由は皆さまそれぞれだと思います。
転職経験のある看護師へ行ったアンケートによると、
なぜ転職したのかという質問への回答は以下の通りとなりました。

1位:家庭の事情

2位:人間関係

3位:スキルアップ

4位:体調不良

5位:待遇への不満

6位:部署の移動

7位:閉院

転職理由で最も多いのは結婚・出産・引っ越しなどの家庭の事情ということでした。
 私自身も結婚し、夫の職場に合わせて引っ越しをした経験がありますので、やはり家庭の事情で転職する方は多いのでしょう。
また、職場によっては育休が取れない雰囲気で退職せざるをえなかったり、子育てに理解がない職場だと仕事を続けることが困難だったりします。
次にランクインしているのが人間関係。
先輩からのいじめ、上司や医師のワンマンに我慢ができないなどの人間関係が転職の動機という人も多いでしょう。
看護師は女性が多い職場のため、派閥があったり、陰湿ないやがらせがあることもあります。
私の友人に白衣に落書きをされたり切られるといういじめを受けた人がいました。
あまり我慢しすぎてしまうと心身の不調をきたしてしまうこともあります。
3位はスキルアップのためというポジティブな転職理由が出てきてます。
他の病院ではどのようにしているのか知りたい、もっと技術を磨きたい、もっとハイレベルな医療に携わりたい、キャリアアップしたい、自分のやりたい看護分野が見つかったなどの理由があると思います。
こういった自分をもっと成長させたいという理由の転職はモチベーションが保ちやすく成功しやすいです。
4位には体調不良が上がります。
体調が優れず夜勤を続けるのが辛くても、看護職員の人数が少ないために夜勤免除が難しい職場もあります。また、仕事内容そのものがハードワークすぎて体調を崩してしまうこともあるでしょう。そういった職場は退職者が多いため看護職員の確保が難しくなかなか環境改善することが難しくなっています。
5位は待遇への不満でした。
賃金が安い、残業が多い、夜勤回数が多いことや夜勤体制への不満などの
病院の管理に対する不満などがあります。
私も毎日22時ごろまでサービス残業だった職場に勤めていたことがあります。
自分だけではなく、周りもみんな遅くまで残業していたのでそれが当然のような雰囲気となっていました。
ひどいところだと日勤の残業が終わらず、そのまま深夜勤務に突入なんて職場もあると聞きます。
さすがにあまりにも待遇がひどい時には転職を考えた方がいいでしょう。
その他の理由として部署の移動や閉院ということが出てきます。
閉院というのはちょっと意外でしたが、たしかに周りにも閉院している病院がちらほらあるので、そこに勤めている看護師は転職を余儀なくされてしまいます。閉院となるのは個人クリニックが多く、閉院後のスタッフへ職場を紹介するなどのケアをないところが多いです。閉院の残務処理が結構大変で、実際に閉院するまでとても忙しくなるという話も聞きますので早めに行動を起こした方が無難でしょう。
あなたが転職したい理由は上記の中にあったでしょうか?
あなたがもし本当に、「本気で転職したい」
そう思っているのであればもちろん行動をおこすべきです。
ただ、同時に、今いちど冷静になって自分の状況を客観的に見つめることが必要です。
「仕事を辞めたい」、「転職したい」と思い始めると「もう今すぐにでも!」と思うのは当然だと思います。
でも焦りすぎると転職することよりもまず辞めることを選んでしまい
寮などに住んでいる人は住むところを失ってしまったり
生活費がなくなってしまう可能性もあります。
また、現在の条件よりも労働環境が悪いところを選んでしまったりと
かえって自分の首を絞めることとなりかねません。

本当に転職すると決めたのであれば今すぐに情報収集などの行動に移すとともに、
どのタイミングでどのようにするのかということをしっかり見極めることが重要となってきます。

 

 

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