看護師の資格を活かした訪問看護のお仕事

訪問看護ステーションを拠点とした訪問看護は年々増加しており、求人も豊富にあります。

そして訪問看護は、病院を辞めた看護師が転職してきているパターンが非常に多いです。

「病院以外の仕事」の筆頭といえる職場です。

訪問看護の勤務時間は基本9時~18時で、土日休みのステーションが多いです。

夜勤が無い代わりにオンコールがあるステーションもあります。

看護内容は、患者さんの容態によって様々ですが、清拭や洗髪などから注射や点滴、バイタル、気切部管理、酸素管理、褥瘡ケア、カテーテル、ストマ、リハビリなどなど。

在宅では末期の方も多いため、緩和処置などのターミナルケアもあります。

医療行為が多いため看護スキルを維持しやすく、もしもの時は病院に戻りやすい環境でもあります。

訪問看護は、急性期のように次々と患者さんが入れ替わることもないので、慣れてしまえば難しくはありません。

病棟経験があればすぐに慣れると思います。

ただ基本的に1人で看護するため、最初は不安かもしれません。

私は学生の時の訪問看護の実習で、たまたまお伺いした方の様子がおかしいということがありました。

しかも一緒に行っていたのは看護師ではなく理学療法士さんで、私に意見を求められたり・・・Σ(・ω・ノ)ノ!

「そ、そんな、看護師にもなっていない私に聞かれても・・・」

と思いながら救急車を呼んで搬送しました。

結果脳梗塞の再アタックだったということで、「訪問看護って怖い(´;ω;`)」って思いましたね。

その時はまだまだ未熟で(当たり前ですが)どういたらいいのか右往左往でしたが、今はLINEのテレビ電話で患者さんの容態を見せ、ステーションの他の看護師に相談することができるようになっている所もありますのでそういう所を選べば安心です。

また、ステーションによっては未経験の方にも対応が出来るようにしっかりと先輩がフォローできる体制を整えていたり、勉強会などを定期的に行ったりしているなど、バックアップ体制がしっかりしていることが多くあります。

教育や研修についてはステーションによって体制も違いますので、しっかりと情報収集をすることが大切です。

訪問看護のやりがいとしては「患者さんに寄り添った看護ができる」「患者さんにジックリ向き合える」ということが挙げられます。

患者さんはもちろん、在宅で介護を行っているご家族と信頼関係を築き、継続したケアを行うことができることが一番のやりがいではないでしょうか。

病院とはまったく違った雰囲気の中で働け、開放感や気楽さもあります。仕事の帰りにちょっとコンビニに・・・なんてことができるのも新鮮です。

 

ただし訪問看護は、ステーションによって仕事内容、看護方針、患者さんとの距離感、オンコールルール、給料額、経営状況など、病院以上に大きな差があります。

情報を十分に行い、自分に合ったステーションを探しましょう(´∀`*)

 

 

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