看護師の資格を活かした実習インストラクターの仕事

実習インストラクターとは、看護学生の実習を引率する看護師のことを指します。
ただし、看護大学や看護専門学校の専任教員というわけではなく、あくまでも教員の人員を補うといった部分です。

実習インストラクターの仕事内容

インストラクターは、主に実習指導ということでしたが、その実習とは病院での実習をさします。

つまり、患者さんとコンタクトをとる看護学生や実際に患者さんにケアを行う看護学生の指導を行います。
さらに、看護学生は実習の記録がつきものですので、インストラクターは記録の指導もしなければなりません。
そのためには、それぞれの看護学校で使用されている理論を吟味する必要がありますし、それに沿って看護学の指導も加えていきます。
また、実習学校の先生として実習病院に来ますので、学生たちを引率している責任があります。
学生たちに問題がないか見守ることはもちろんですが、学生たちが患者さんにケアをする場面でも患者さんの安全が守られているかなどの管理が必要です。

インストラクターの給与

インストラクターは、基本的に時間給となります。
一般的にはアルバイトと同じように、1時間当たり○○円と決まっているということです。
私の病棟は年間で平均5校くらいの実習生を受け入れており、5月から3月までびっちり!実習生がきます(´・д・`)
夏休み期間もくるんですから!びっくりですよね(´・ω・)(・ω・`)ネー
そんなわけで、インストラクターの先生とお話する機会も多く、毎年来る先生とは仲良くなったりします。
中には扶養内のアルバイトとして働きたい人も働いていたので働き方としては自由が利くのではないかなと思います。
逆に、1ヶ月40万円以上の収入を得ている方もいらっしゃいました。
たかがインストラクター、されど看護職、さすがという感じです。

 

インストラクターのメリットとデメリット

インストラクターにもメリットとデメリットがあります。

まずメリットとしては、子育てをされているお母さんや正社員ではなく働きたいという方に適応しやすいということです。
インストラクターは、主に看護学生の病院実習の引率ですから、日中だけのお仕事になります。
そのため、夜勤をせずにある程度の収入が得られます。
残業もほとんどありませんので時間の都合をつけやすい仕事です。
インストラクターのデメリットとしては、それなりの臨床経験が必要とされるということです。
5年程度の臨床経験があれば、問題ないと思いますが、求人によっては前後するかもしれませんので確認しましょう。
また、看護学生に慣れなければならないという所も、なかなかはじめは難しいかもしれません。
インストラクターになった以上、仕事の対象はあくまでも「看護学生」であることを認識してお仕事をしていかなければなりません。
看護において患者さんから看護学生へと対象が異なりますが、それもまた違った楽しさや達成感があります。
また、そこから、今までに見えなかった看護というものが見えてくることも多々あるでしょう。
看護学生の新鮮さに触れ、看護教育の立場から臨床を見つめる機会にもなります。
ただ、指導することが得意な人はよいですが、苦手という人にはつらいかもしれません。
また病院実習といっても、患者さんの生や死と接触する場所でもありますから、看護学生のメンタル的なサポートも欠かせません。

実習場所に気を付けましょう

実習をする学校=実習先の病院とは限りません。

実習病院が少し遠い場合もありますので、実習先がどこになるのかはあらかじめ確認しておいた方が良いでしょう。

ちなみに、私の勤めている病院に実習に来ている学校では、学校から病院まで公共機関で1時間以上かかる学校があります。

通勤のしやすさは職場を選ぶうえで大切なポイントですよ!

 

 

インストラクターの求人はある?

インストラクターの求人ですが、私の感覚では、意外に足りなくて困っている学校が多いんじゃないかなという印象です。
私自身、研修などで院外に出ると看護学校の先生から「誰かインストラクターやってくれそうな知り合いはいないか」と聞かれたり、自分自身が誘われたりすることが多いです。
しかも、みなさんかなり熱心に勧誘してこられますので、切羽つまっているのかな?(^^;)という感じです。
インストラクターの求人は大学や看護学校のホームページに募集が載っていることが多いですので、確認してみましょう。

この記事に関連する記事一覧

コメントフォーム

名前

メールアドレス

URL

コメント

ページの先頭へ